相続とは

相続とは

ここでは相続とはどのようなものか紹介しております。
たいした財産がないから相続なんて関係ないという方もいるかもしれませんが、まずは相続とはどのようなものかある程度は知っておく必要があります。

 

相続というものは何回も経験することではないので慣れている方は少ないと思いますが、相続の当事者となった場合には相続の知識を知っておいて損はありません。

 

また、法律の専門家と称して相続手続きに関与して、仲介手数料欲しさに不動産業者と結託して相続税支払いを理由に売る気がない土地を売却しようとしたり、守秘義務を守らず他人の相続の話をしてしまう国家資格者も一部にはいましたので、防衛手段としてもある程度の相続の知識は必要と考えます。

相続とは、人が亡くなったと同時に開始されるもので、故人が残した財産を家族や親族等が引き継いでいくことをいいます。故人が残した財産には、現金、土地といった財産に限らず、借金といった債務も含まれます。相続では、亡くなった故人のことを「被相続人」と呼び、財産を引き継いでいく人のことを「相続人」と呼びます。相続に当たっては、トラブルになることが多いこと、相続手続きには全て期限があることを十分に認識した上で...

相続が発生すると、相続手続きのために被相続人(亡くなった故人のこと)が所有していた財産を調査する必要があります。また財産といっても、負の財産(借金など)も含まれるので注意が必要です。一般的な相続の対象となる財産には以下のようなものがあります。不動産:土地、家屋、農地、山林など動産:現金、預貯金、貴金属や宝石類、書画や骨董といった美術品、家財道具など債権:株式などの有価証券、借地権、借家権、ゴルフ会...

相続財産にはプラスの財産もあれば、マイナスの財産もあります。仮にマイナスの財産が多い場合には、相続という行為により借金を背負ってしまうことになります。このことから相続人を保護する観点から法律において相続の方法が定められています。相続の方法には大きく分けて3つの方法があります。それは単純承認、限定承認、相続放棄です。ここでは単純承認について説明していきます。単純承認とは、被相続人が残した財産の全てを...

相続する財産にはプラスとなる財産をイメージする方も多いことでしょうが、実際にはプラスの財産だけでなくマイナスの財産も相続することとなります。マイナスの財産といえば借入金ですが、事業を経営していたなど被相続人名義で多額の借入金が残っていた場合には、相続した方が全て引き継ぐことになりかねません。そこで、相続人を保護するために限定承認という相続の方法があります。これは、相続人がプラスの財産の範囲内で、借...

相続人となった場合に、相続に関する全ての権利や義務を受け継がないこととするのが相続放棄です。一般的な相続放棄を行うケースとしては、相続する財産においてプラスの財産よりもマイナスの財産である借金などが多い場合には、相続人は相続放棄を行うようです。しかし、マイナスの財産が多いケースの他にも、相続税支払いの関係から、配偶者が相続財産の全額を相続する場合で子供が相続放棄するケースや、商売などの後継者に相続...

相続が発生した際の、相続人の順位とその配分については民法にて定められています。これは法定相続分と呼ばれます。しかし遺言がある場合には、法定相続分よりも遺言にて指定された相続分が優先されることになります。民法にて定められた相続人は法定相続人と呼ばれ、配偶者相続人と血族相続人に分けられます。配偶者相続人配偶者相続人とは、被相続人(亡くなった方)の配偶者のことで、常に相続人として取り扱われます。内縁状態...

相続が発生した場合、相続人の中に未成年者がいる場合には代理人を立てる必要があります。通常であれば、未成年者の代理人は当該未成年者の父母がなることが一般的ですが、相続人の中に未成年者の父母が含まれている場合には、父母は未成年者の代理人になることはできません。代理人は、当事者に代わって意思表明を行い、法律上自らの意思で決定を下すことができる立場にあります。つまり、当事者の意思を反映させることのない決定...

失踪宣告とは、行方不明等によって生死が不明の状態のものに対して、法律上死亡したものとみなす制度のことをいいます。失踪宣告の制度があることによって、行方衣不明等の状態が続いたとしても、一定期間経過後には死亡したものとみなして相続を開始することができます。失踪宣告には普通失踪と危難失踪の2種類があります。1.普通失踪普通失踪とは、家出や蒸発などのように住所や居所から去り容易に戻る見込みがない者が、7年...

財産の相続の方法は、大きく分けて二つあります。一つは法定相続といい、遺言がないことから被相続人が相続財産を指定しない場合に相続人全員で話合いをして相続を行う方法と、被相続人が遺言書を作成していたことにより、遺言書の内容どおりに相続する指定相続というものがあります。被相続人が遺言書を生前に作成していれば、相続財産は遺言書に記載されている内容どおりに分割されることになりますが、遺言書による指定がない場...

相続というものは、基本的に親から子へ、子から孫へと代々財産を引き継いでいくものです。しかし実際におき得ることとして、子が親より先に死亡してしまうことが考えられます。このような場合には、親から孫へ相続を認める制度があります。これが民法に規定されている代襲相続のことです。また、通常であれば親から子へ、子から孫へと代々相続を行っていくものですが、その相続人の中に一定の事由に該当する者は、相続人になること...

推定相続人とは、相続が開始された場合に相続人となるべき者のことを指します。その推定相続人に対して、被相続人が相続させたくない場合には、その推定相続人を相続対象から排除することができます。推定相続人の廃除の方法としては、家庭裁判所に請求する方法と遺言にて行う方法があります。これらについては民法にて規定されているものです。(推定相続人の廃除 民法第892条)遺留分を有する推定相続人(相続が開始した場合...

特別受益とは、亡くなった被相続人から遺贈を受けた、または被相続人の生前に贈与を受けるなど特別な利益を受けることをいいます。相続は、相続人が当然に財産を承継するものですが、遺贈は遺言によって財産を受けることを指します。このように特別な利益を受けた者を「特別受益者」と呼びます。この特別受益者に関しましては、民法903条にて規定されています。第1項「共同相続人中に、被相続人から、遺贈を受け、又は婚姻若し...

特別寄与とは、被相続人の相続財産の維持や増加に特別に貢献してきた人に対して、法定相続分とは別に特別寄与分が認められるというものです。民法904条の2にて以下のように規定されています。第1項「共同相続人中に、被相続人の事業に関する労務の提供又は財産上の給付、被相続人の療養看護その他の方法により被相続人の財産の維持又は増加について特別の寄与をした者があるときは、被相続人が相続開始の時において有した財産...