新しい葬儀のカタチ 〜 家族葬
家族が亡くなり、お通夜、葬儀、告別式を行った経験がある方のなかには次のような想いがあるかもしれません。
「葬儀等の準備をすること、滞りなく葬儀等を進めるために、亡くなった方とゆっくりお別れすることができなかった・・・」
このような想いをしたことがある方は決して少なくないように感じます。
私自身も、母の葬儀等の際には準備等に忙殺されて、悲しんでいる暇もなかったことを覚えています。
このような経験をすると、自分の葬儀の時には身内だけでゆっくりと行ってもらいたいと思うのは私だけではないようです。
そこで、家族や親族、親しい友人・知人だけで行う家族葬に注目が集まっています。
時たまテレビ等で耳にする「密葬」という言葉がありますが、これは家族葬とは異なります。
密葬とは、ひとまず家族だけで荼毘にふして、密葬が終わった後に改めて葬儀を行うものを指します。
しかし最近では、密葬=家族葬と解釈されているケースも多くあります。
家族葬を行う場合に注意しなければならないこと3つあります。
1.家族葬を行うにあたっての通知範囲
家族葬が残された家族を中心にして行いますが、この他にも親戚、親しい友人・知人等が考えられますが、名前を挙げていくときりがなくなる可能性がありますので、ある程度通知範囲を決める必要があります。
生前から家族葬を希望する場合には、文書等にて通知の範囲を明確にしておくと、残された家族は助かります。
それでも、通知されなかった人から後々責められることや、近所の方が気付いて弔問に訪れることも考えられますので、ある程度は承知しておく必要があるでしょう。
2.香典を受け取らない場合の対応
家族葬の場合は、家族、親戚等で行うことから香典を受け取らないケースが多いようです。
しかし、亡くなったことを知った方の中には、弔問する方や、香典を贈るかたも出てきます。
このような場合の対応方法も事前に決めておく必要があります。
3.死亡を通知する範囲
一般的には、家族葬が終わった後に死亡したことを知らせる通知状を送付します。
この通知する範囲も、十分に検討する必要があります。
通知状を受け取った方の中には、弔問する方や、香典、供物を贈る方も予想されますので対応方法を検討しておきましょう。
また通知状の中に、故人の希望により家族葬としたこと、供物、香典等も故人の遺志により辞退することを記載することをお勧めします。
これらのほかに、家族葬にて無宗教葬を希望するかたで寺院墓地に納骨をする場合には注意が必要となります。
寺院墓地には宗教・宗派がありますので、無宗教葬を行った遺骨の納骨を拒否するケースも考えられます。
最近の寺院墓地の中には、民間霊園のように宗教、宗派を問わないところもありますが、無宗教葬を行う前に確認することをお勧めします。